2013年6月21日金曜日
「死にたい」気持ちの方へ
近しい方を亡くされたことに、心よりお悔やみを申し上げます。
混乱やおつらい気持ちの中、まずはここにたどり着いてくださったことにお礼を申し上げます。
ここには、同じように、身近な人を亡くした人たちが、多く参加しています。
なにをもっても慰めにはならないこと、なにをもっても失った人の代わりはないこと、そして、そのような絶望の中で死にたい気持ちでいらっしゃることは、私たちも経験からよくわかります。
それをわかったうえで、あえて、お願いがございます。
ここに集まっている人のおそらくほとんどが、やはり同じように死にたいほどの絶望の気持ちを、どこかで抱えているのだ、ということを、たまに思い出してい ただきたいという ことです。そして、その人たちにとって、他の人の死にたい気持ちは、その重さを知るからこそ、ときに抱えきれないほどになることもある、というこ と。そして、「死にたい」「消えてしまいたい」という言葉が繰り返されることは、ここでは、ほかの場合よりもいっそうにつらく、ときとして残酷なことなの だ、ということを、どうか忘れないでいただきたいのです。
この掲示板には、身近な人の自死を経験して、心がとても不安定だったり、死にたい気持ちを抱えていたりする人がたくさんいます。
なかには、身近な人による自死のほのめかしに長い間、苦しんできた人もいます。
また、そのなかには、子どももいます。
どこかに何かいわずにいられない、という気持ちは、私たちの多くが経験してきたことで、それはとても自然なことだと思います。
ただ、次のような可能性について、少しだけ、考えてみていただきたいのです。
そのような言葉は、ときとして、他の人に、「また誰かが自死してしまうかもしれない」という恐怖感を与えてしまったり、今、まさに死にたい気持ちをなんとか持ちこたえながらここに集まっている人たちの感情を、とてもネガティブな方向に振ってしまうかもしれません。
とくにそれが子どもなど、まだ人格が成熟していない、精神の安定していない人たちに与える影響については、どのようにつらいなかにあっても、やはり、みんなで配慮し、思いやりを持っていかなければならないと思っています。
ここは、死にたいほどの経験を経てなお、生きていくための場所です。
どうしても死にたい気持ちを吐き出したい、誰かに助けてもらいたい、というせっぱつまった状況のときには、窓では、以下の支援機関をご紹介しています。
どうか、地域にある、支援の資源にも並行して支援を求めながら、私たちの、生きていくための集まりに、ご参加ください。
(2013年8月12日補足)
「窓」の紹介もしてくださっている「自殺サイト:自殺 臨床心理学」には、「死にたい気持ちの人へ」というページがあります。サイトをご紹介させていただきます。
自殺サイト:自殺 臨床心理学 http://d.hatena.ne.jp/sutare/
「死にたいと思っている方へ」 http://d.hatena.ne.jp/sutare/20100801/p1
【地域の支援資源】
よりそいホットライン http://279338.jp/yorisoi/index.html
電話 0120-279-338
「死にたいほどのつらい気持ちを聞いてほしい」、という場合は、0120-279-338 に電話をしてから、ガイダンスにしたがって5を選択。ほか、生 活に関する相談などジャンルを問わず「誰からのどんな相談にも」乗る、という趣旨のホットラインです。(厚生労働省の委託事業)
精神保健福祉センター http://www.mhlw.go.jp/kokoro/support/mhcenter.html
(全国の精神保健福祉センター一覧・厚生労働省)
精神保健福祉センターは、各自治体に設置されていて、精神保健の専門家がいます。お話を聞いてくださるボランティアもいらっしゃるようです。また、申し込んで相談に行くこともできるようです。
いのちの電話 http://www.find-j.jp/zenkoku.html
いのちの電話 インターネット相談 http://www.inochinodenwa-net.jp/
いのちの電話による自死遺族支援活動 http://www.find-j.jp/bereaved.html
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